アメリカ留学生活も残り1日となりました。いま10ヶ月近く住んできた部屋の荷造り、梱包などしています。元々、この時期に帰国しようと思っていたので、余計なもの、引越しの邪魔になるものは購入せずに必要最低限のものだけを揃えていました。なので“引越し”といってもスーツケース2つ、ダンボール1箱ほどです。渡米時は、スーツケース1つ、ダンボール1箱だったのでスーツケース1個分増えている計算になります。
荷物整理をしていると、いろいろなことを思い出します。この10ヶ月間、本当に苦しくて、今までの人生の中で最も悩んだ期間でした。いま思い返せば、一番成長でき、価値観の変わった、自分を熟成できた10ヶ月だったのですが、当時は絶望しかなくて苦しみのみの日々でした。よく心身を壊さず済んだなぁと思います…。
明日、日本行きの飛行機に乗ります。これから日本で自分らしく頑張るつもりです。
今日からexciteでBlogを再開することにしました。これまでMSN Spaceで4ヶ月ほど書いていたのですが諸事情により休止していました。
日々の出来事、思ったこと、おすすめの品々などバラエティー豊かに書いていきたいと思っています。いつまで続くか分かりませんが…。とりあえず、ここ2週間ぐらいで書き留めておいたことをまとめてUPしてみました。
そんな感じでよろしくお願いいたします。
ハンス・モーゲンソーは国際政治を「主権国家間のパワーをめぐる闘争」と述べました。パワーの源泉は軍事力・経済力・人口・文化力などの要素ですが、これまでパワーの主体であった軍事力の相対的且つ主観的な評価(影響力)が低下しているのではないかと感じます。例えばアメリカは世界の軍事費の43%を占めていますが、その圧倒的な軍事力あるいは軍事費と“アメリカの影響力”が一致していない感があります。
これまでアメリカは4回の軍拡局面(朝鮮戦争、ベトナム戦争、ソ連のアフガニスタン侵攻による新冷戦、同時多発テロ)を経験してきましたが、ベトナム戦争・同時多発テロの局面では軍事増強による財政赤字悪化を背景に国家(覇権)のパワーが低下したといわれています。パワーの源泉である軍事力が、なぜ国家のパワーを低下させることになったのか、財政赤字という経済的理由に加えて、軍事力そのものが持つ“パワーとしての評価(影響力)”が2つの点で低下していると思います。
1つ目に圧倒的過ぎる軍事力の存在があります。アメリカは他国の追随を許さない軍事力を保有していますが、その圧倒的過ぎる軍事格差が仇となっていると思います。例えば相手に大きな軍事的優位性が存在する場合、敵対する国家や組織は、その優位性を無くすために軍事力以外の分野で、あるいは軍事力があまり影響しない手法を採ろうと考えます。その典型的なものが「テロ」であり、ベトナム戦争やイラク戦争ではテロを行うことによって、アメリカに大きな打撃を与えました。つまり“軍事力”と“それが与える影響力”は比例するものではなく、主体者間の関係性によって変化していくものだと思います。圧倒的軍事格差が存在する現代において、軍事力が大きく関係しない“土俵”で「パワーをめぐる闘争」が行われいると思います。
2つ目に相互依存の深化による軍事行動の抑止があります。デモクラティックピース論という民主主義国家同士は戦争をしないという理論がありますが、それによれば民主主義が拡大して、相互依存が深まれば軍事行動は抑止されます。逆説的に言えば、民主主義が普及し相互依存関係が深化した現在の国際社会においては、軍事力というものが以前ほどパワーとして影響しないといえるのではないでしょうか。
そのように圧倒的軍事力の存在と相互依存の深化によって、経済力・人口・文化力といった要素の評価(影響力)が高まり、相対的に国家のパワーとしての軍事力の評価(影響力)が低下していると思います。低下しているとはいえ、まだまだ軍事力が国家のパワーの主体ではあると思いますが、軍事的優位性によって覇権国としての地位を維持しているアメリカが、強引に民主主義を促進していることは皮肉なことかもしれません。
“新聞読み”は数少ない趣味の一つです。なぜか昔から新聞が大好きで一日に何度も同じ新聞を読み返したり、図書館に行って社説の読み比べをしていました。特に好きな新聞社があるというわけではないのですが、日経新聞「私の履歴書」、朝日新聞「日本@世界」などのコーナーが好きでした。
学部時代は新聞のスクラップ(切り抜き)をしていたこともあります。国際面に特化して国際問題別に、あるいは国ごとに切り抜いてファイルを作っていました。イラク戦争などは開戦前からブッシュ大統領の戦闘終結宣言までファイルにして6冊ほどになりました。スクラップするメリットとしては主題ごとに時系列でまとめておくと問題の所在や全体像がハッキリと分かり、とても有益なツールになることが挙げられます。
インターネットを使って新聞記事検索もできる時代ですが、閲覧性やカスタマイズできる点でアナログ式の新聞スクラップの方がおススメです。実際、インターネットによる新聞記事検索に切り替えていた時期もあったのですが、アナログ方式に比べて利便性が格段に落ちてしまったこと、学生なので時間的制約があまりなかったこと、を理由にアナログ方式に戻しました。
現在でも実家にスクラップファイルが何十冊も収納されていますが、ポケモンのコレクションを増やしていくように、これからも趣味と実益を兼ねて新聞スクラップを続けていくつもりです。
パレスチナとイスラエルの間ではこれまで第三国あるいは国際機関が仲裁に入って停戦合意がなされきましたが、過激派、自爆テロ、挑発的な行為により紛争状態に逆戻りしてしまい停戦が維持できない状態です。
その要因としてパレスチナの強硬派やイスラエル軍は“停戦”を攻撃の態勢を立て直す時間稼ぎとしていたり、国際社会へのアピールとして用いる面があります。それを防止するために、如何に合意に実効性をたせるのかが重要だと思います。
両者の強硬派が支持される背景には病院や福祉施設などを運営し貧困層から支援されいたり、自国の治安維持のためと称して軍事行動を行い、彼らを支持することが個々の直接的利益(入植地の土地や福祉医療)につながるような体制を作っています。
しかしながら米国、EU、ロシアの「第三者」は和平のための対話の場の設定やロードマップに仲介していますが、強硬派による和平への妨害行為あるいは停戦が破られた場合に備えた有効な対応策を確立できず、住民たちに対しても和平合意を維持することがどう直接的利益(安全保障面以外の要素)につながるのか提示できていません。むしろ各国の思惑や国益が絡み合い問題を複雑化させていることさえあります。
したがって和平合意に実効性を持たせるためには信頼醸成を前提とした上で、正統な第三者による停戦違反への有効な対策や双方の住民への直接的利益の提示といった“合意を維持させる”手段を模索しなければならないと思います。国際社会は和平合意を結ぶことに主眼を置いていますが、それとともに「合意」は容易に破られることを認識して“合意後”にどうそれを守らせるのかも検討すべきだと思います。